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PROFILE

基幹職 2018年度入社
生産デザイン工学専攻
(高専専攻科)
構造解析研究部配属

 


●学生時代の経験で役立ったこと

学生時代は応援団に所属し、体育祭の応援合戦では、演武を披露していました。演武は、団員一人一人の、指先やつま先といった細部が、全体の完成度に大きく影響します。分析業務にも通ずるところがあり、操作や解析への小さなこだわりの積み重ねが、高品質なサービスを生み出しています。演武を通じて「神は細部に宿る」という教訓を、学生のうちに身をもって学べたことは、とても有意義な経験だったと実感しています。



●入社の動機

三井化学分析センターの存在を知ったのは、専攻科1年生のときに参加した合同企業説明会です。今まで見たことのない分析機器が、数多く登場する紹介ビデオに惹かれて、ブースに立ち寄り、会社紹介での「製品の開発も製造も品質も、分析が支えている。」という説明が、強く印象に残りました。あまり目立つ仕事ではないけれど、縁の下の力持ちのようでかっこいいと思い、入社を決めました。



●現在の仕事内容

入社してから約2年間、GCやLC等を用いた樹脂の添加剤分析を担当していました。その後は、FD-MSを用いた有機合成化合物の構造解析を担当しています。FD-MSの分析で試料として扱う有機金属錯体の多くは、水との反応性が非常に高いです。また、溶液調製から測定まで時間がかかってしまうと、試料が分解する恐れもあります。そのため、安全かつ迅速に操作を行うことを心掛けています。



●職場の雰囲気

職場全体で、情報を共有し協力しあうには、やはりチームワークが重要になってきます。そこで、社内の人との親睦を深めるために、三井化学分析センターでは、多数の文体行事があり、仕事以外でもコミュニケーションをとることができます。職場の方の普段は見られない一面を見ることができたり、他部署の方とも触れ合うことができたりと、楽しく交流を広げることができています。



●入社前と後で印象が変わったこと

企業説明会や会社見学で、三井化学分析センターに対して抱いた印象は、入社した今も変わりません。業務内容や勤務形態、組織風土、福利厚生のいずれも私が期待していた通りでした。私のように、分析に興味があり、仕事もプライベートも充実させたいと考えている人にとっては、働きやすい職場であることに間違いありません。



●仕事のやりがい

最適な測定方法を選定するために、試料ごとに測定条件の検討を行います。そのため、単調な仕事は少なく、日々新しい発見があります。特に、不明なピークを帰属できたり、他の分析では検出できなかった成分をFD-MSで検出できたりすると、達成感ややりがいが生まれ、仕事が楽しい、おもしろいと感じます。



●仕事へのこだわり

スケジュール管理を大切にしています。分析業務において、安全と品質は最優先事項であるため、焦りは禁物ですし、納期の短い依頼にも対応できるように、スケジュールには常に余裕をもっておきたいと思っています。また、休憩を意識的にスケジュールに組み込んでいるため、メリハリをつけて働くことができています。



●将来の目標

有機合成化合物の構造解析に必要な分析手法を、多数習得することです。そして、未知の試料や複雑な分析依頼にも、適切な対応ができる「分析のプロ」を目指しています。どの分析手法も奥が深いため、簡単なことではありませんが、分析技術に特化した会社に入社したからには、出来ることやわかることを少しずつ増やせるよう、努力していきたいです。



●高専生へのメッセージ

みなさんは今、就職という人生の大きな分岐点に立ちました。岐路は無限にありますが、どんな道を選んでも、自分とじっくり向き合って決めたなら、あとは後悔のないよう進むだけです。高専を卒業する皆さんは、自分の決断に自信を持って大丈夫だと、私が保証します。





1日のスケジュール

6:40 起床

7:40 出勤

8:40 出社

8:50 測定

12:00 昼休み

13:00 データ処理、解析

17:20 退社

18:20 帰宅

24:00 就寝

mcanac


高専の同級生とは、卒業から数年経つ今でも親交があります。社会人になって、友達という存在の大きさが、より身に染みるようになりました。この写真は、地元が恋しくなったときに自分を励ましてくれる大切な一枚です。

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