物質にX線を入射すると、そのX線は物質に吸収されたり散乱されたりする。この散乱のうち、入射した1次X線と散乱した2次X線の波長が同じものを弾性散乱という。この弾性散乱に着目すると、結晶構造解析に密接な回折現象を見ることができる。 結晶性物質にX線を入射すると結晶に固有の回折図形(回折角度と回折強度の相関図)が得られる。この図形を詳細に調べることで結晶の質や量、配列状態の情報が得られる。 結晶性高分子においては、準結晶 (paracrystalline) についての情報を得ることができる。
広角X線回折測定からわかること
左図より、当試料はポリエチレン斜方晶系の微結晶を無配向状態で有しており、解析の結果、結晶化度が79%であることがわかる
検索番号:1018
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー 17階
〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30(名古屋三井ビル本館)
〒550-0004 大阪府大阪市西区靭本町1-11-7(信濃橋三井ビル)
〒740-0061 山口県玖珂郡和木町和木6-1-2
▶ホーム
▶プライバシーポリシー
Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.