ポリマー成形品間の物性の差異は微結晶サイズの違いに起因していることがある。右のグラフはポリオレフィン射出成形品の微結晶サイズと引張り弾性率、曲げ弾性率の関係を表しており、微結晶サイズの大小と弾性率が相関していることがわかる。微結晶サイズは広角X線回折反射法で測定することができる。
反射法測定で得られた結晶性ピークの半値幅β から Scherrer の式を用いて、 微結晶サイズDhkl(単結晶とみなした場合の結晶子のサイズ)を解析。
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