液晶ポリマー (LCP) は優れた性能を有するスーパーエンプラのひとつであり、ガスバリア性がよく、吸湿性が小さいという特徴を持っている。いくつかの構造のものが市販されてるが、通常の方法で構造を正確に推定することは困難である。 当社では熱分解ガスクロマトグラフ (Py-GC/MS) を用いて、高分子材料に対する多くの知見によりこの組成について的確に判断できるデータを提供することができる。
熱分解ガスクロマトグラフ質量分析:Pyrolysis-Gas Chromatography-Mass Spectroscopy
LCPは大きく3種類※ のタイプがある。 ※パラヒドロキシ安息香酸をベースとした共重合物で、融点を下げる目的で共重合される成分で大別されている
熱分解ガスクロマトグラフ質量分析によるLCPの組成分析
市販の液晶ポリマー (LCP) および誘導体化試薬添加による熱分解ガスクロマトグラフ質量分析を行った結果、パラヒドロキシ安息香酸にヒドロキシナフトエ酸 (HNA) を共重合させたタイプ (2) の構造と推定。
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