高温GPC-IRによる高感度分子量分布評価
- 高感度赤外線検出器 -

概要


ポリオレフィン材料の分子量・分子量分布は、成型加工特性や成形品の諸物性に大きく影響を与える。
従来より示差屈折率計 (RI 検出器) を用いた高温GPC による分子量・分子量分布評価が行われているが、高感度赤外線検出器 (IR 検出器) を用いることで、これまで評価できなかった材料や希薄溶液でも対応が可能となった。
ここでは従来検出器と比較した事例について紹介する。



高温GPC-IRの特徴


mcanac

  • 従来のRI 検出器ではクロマトグラムが正負反転・相殺され正確な測定が困難であった材料系でも良質なクロマトグラムが取得可能。
  • 検出感度が飛躍的に向上し、より低濃度で測定可能。
  • 特定の波長域を検出するIR センサーを複数備えており、単に分子量だけでなく組成の分子量依存性を同時に評価可能。
以下、1、2 について事例紹介

測定事例


   事例 1 RI 検出器でピークが正負反転する事例     試料:PE/PS ブレンド


mcanac
mcanac

対象材料:各種ポリオレフィン / スチレン系エラストマー、環状オレフィンコポリマー (COC) など



      事例 2 低濃度試料の測定事例        試料:超高分子量PE (Mw;約 300 万)


mcanac

mcanac

高感度IR 検出器が有効なケース
  • 超高分子量PE など、希釈濃度でないと測定できない系

  • サンプルが希少で試料量が確保できない系



検索番号:1066




  •  分析メニュー・事例



お問合せ

《CONTACT》

分析についてのご相談などお気軽にお問合せください。
弊社担当営業よりご案内させて頂きます。
WEBからのお問合せはこちらから。


東日本営業グループ
TEL.03-6880-7695 FAX.03-6880-7696

〒104-0028  東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲  
八重洲セントラルタワー 17階


東海営業グループ
TEL.052-587-3617 FAX.052-587-3618

〒450-0003  愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30
(名古屋三井ビル本館)


西日本営業グループ
TEL.06-6446-2960 FAX.06-6446-2970

〒550-0004  大阪府大阪市西区靭本町1-11-7
(信濃橋三井ビル)


西日本営業グループ(岩国営業チーム)
TEL.0827-53-9190 FAX.0827-53-8894

〒740-0061  山口県玖珂郡和木町和木6-1-2


Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.