ポリオレフィン材料の分子量・分子量分布は、成型加工特性や成形品の諸物性に大きく影響を与える。
また近年、樹脂材料の多様化により複雑化した組成を有する材料が多くなってきている。
高感度の赤外線検出器 (IR 検出器) を用いた高温GPC-IR は、従来の分子量・分子量分布評価に加えて、特定のIR 波長 (CH3、C=O) を用いた組成分布情報の取得も可能である。これにより分子量分布と組成の関係 (高分子量域と低分子量域での組成の違い等) を評価できる。
官能基 (波長) |
CH3 (2,960 cm-1) |
C=O (1,740 cm-1 近傍) |
---|---|---|
運用ポリマー |
|
|
特定の波長域を検出するIR センサーを複数備えており、単に分子量だけでなく組成の分子量依存性を同時に評価できる。
短鎖分岐度、C=O 含有量共に分子量依存性が見られる
低分子量成分 (EVA) : 短鎖分岐度が低く、 C=O を含む
高分子量成分 (PP) : 短鎖分岐度はほぼ一定 (約 333) で C=O を含まない
検索番号:1067
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲
八重洲セントラルタワー 17階
〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30
(名古屋三井ビル本館)
〒550-0004 大阪府大阪市西区靭本町1-11-7
(信濃橋三井ビル)
〒740-0061 山口県玖珂郡和木町和木6-1-2
Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.