ポリオレフィン材料の分子量・分子量分布は、成型加工特性や成形品の諸物性に大きく影響を与える。 また近年、樹脂材料の多様化により複雑化した組成を有する材料が多くなってきている。 高感度の赤外線検出器 (IR 検出器) を用いた高温GPC-IR は、従来の示差屈折率計 (RI 検出器) を用いた高温GPC 同様に分子量・分子量分布評価が可能であるのに加えて、材料の組成分布評価が可能となった。これにより、材料中の組成の分子量依存性 (高分子量域と低分子量域での組成の違い等) の情報を得ることが可能である。
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