概要
弊社はこれまで、ナノIR による組成のサブミクロン分布可視化で好評価を得てきた。
このたび、より高感度、高空間分解能のナノIR を導入した。組成の高感度分析と 10 nm オーダーでの組成分布解析が可能となり、複合材料中の分散状態、接着界面の評価などに有効となる。
1.性能
項目 |
従来型 |
新型 |
光源 |
OPO レーザー |
QC レーザー |
感度 |
低 |
高 |
空間分解能 |
100 nm |
10 nm |
熱ダメージ |
高 |
低 |
パルスの繰返し周波数を探針の共振周波数に合わせることで、従来よりも高感度化、空間分解能1桁向上
OPO:Optical Parametric Oscillation (光パラメトリック発振)
QC :Quantum Cascade (量子カスケード)
2.分析事例
QC レーザー/ ナノIR は従来型に比較して、より高感度、高空間分解能となり、
これまで不可能であった微量物、10 nm オーダーでの分析、解析が可能になった