磁場勾配ユニットを搭載したパルスNMR(広幅NMR)により、溶液の自己拡散係数を測定できる。 ここでは、ゼラチンゲル中の水の自己拡散係数よりゲルの網目構造を推定した事例を紹介する。
ゼラチンゲル中の水の自己拡散係数のゼラチン濃度依存性を測定し( 図1)、濃度に対するゼラチンゲルの網目構造の差異を推定した。
ゼラチン濃度の増加に伴い、水の自己拡散係数は低下し、ゲルの弾性率が増大した架橋密度が高くなり、ゲルの網目構造が緻密になったことで、水の拡散が制限されたためと考えられる (図2)
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