立体規則性はポリマーの分子間相互作用や結晶化の程度の支配因子の一つであり、ポリマーの融点、溶解性、弾性、透明性、耐久性などの物性や機能に密接に関係している。ポリマーの立体規則性やその分布の評価は、ポリマーの重合や改良、物性発現の理解に重要である。立体配置の違いにより CH3 領域のケミカルシフトが異なる NMR 法は、立体規則性の評価に有効である。
用語の定義 ポリマー主鎖に対して隣り合うモノマー単位の側鎖が同じ向きに並ぶものをメソ(m)、異なる向きに並ぶものをラセモ(r)と呼ぶ。3個以上のモノマー単位からなる連鎖の立体配置もmとrを用いて表示される。一般にPP ではプロピレンモノマーが3 つ連なった3連子(トライアッド)、5 つ連なった5連子(ペンタッド)の立体規則性を評価する。
各種ポリプロピレンの13C-NMR スペクトル
検索番号:1080
〒104-0028 東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー 17階
〒450-0003 愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30(名古屋三井ビル本館)
〒550-0004 大阪府大阪市西区靭本町1-11-7(信濃橋三井ビル)
〒740-0061 山口県玖珂郡和木町和木6-1-2
▶ホーム
▶プライバシーポリシー
Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.