電界脱離質量分析法
FD-MS:Field Desorption-Mass Spectroscopy

概要


電界脱離 (FD:Field Desorption) 法は、高電界中で試料分子から電子を引き抜くことによりイオン化する手法である。電子イオン化 (EI:Electron Ionization) 法と比較しフラグメンテーションが起こりにくく、分子イオン (分子から電子が1つ取れたイオン) が観測されるため分子量を正確に推定することができる。また、同位体比から元素組成、更に EI と組み合わせることで分子構造を推定できることもある。
難揮発性化合物や熱不安定性化合物の測定を得意とし、測定範囲は m / z 2000 程度、試料量はごく微量 (数 mg) で測定が可能である。



分析例 -Tinuvin 326 の測定-


m/z 315.1 に強いピークが検出された
このピークは、Tinuvin 326 の分子イオンと推定される
また、フラグメントイオン (分子イオンよりも低分子量側に観測される) は検出されなかった

mcanac

FD-MS分析は容易に分子イオンを観測することができ、化合物の分子式推定に有効



検索番号:2001




  •  分析メニュー・事例



お問合せ

《CONTACT》

分析についてのご相談などお気軽にお問合せください。
弊社担当営業よりご案内させて頂きます。
WEBからのお問合せはこちらから。


東日本営業グループ
TEL.03-6880-7695 FAX.03-6880-7696

〒104-0028  東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲  
八重洲セントラルタワー 17階


東海営業グループ
TEL.052-587-3617 FAX.052-587-3618

〒450-0003  愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30
(名古屋三井ビル本館)


西日本営業グループ
TEL.06-6446-2960 FAX.06-6446-2970

〒550-0004  大阪府大阪市西区靭本町1-11-7
(信濃橋三井ビル)


西日本営業グループ(岩国営業チーム)
TEL.0827-53-9190 FAX.0827-53-8894

〒740-0061  山口県玖珂郡和木町和木6-1-2


Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.