概要
加熱発生ガスの評価には、様々な手法がある。
分析の目的、試料の材質や形状等に合わせて最適な分析方法を選択することで、試料から発生する種々のガス成分を定性定量することができる。
分類 |
手法 |
感度 |
温度範囲 (℃) |
試料 形状 |
測定例 |
定性定量 |
ヘッドスペース GC/MS |
% ppm |
50~190 |
液 固 |
高分子の加熱発生ガス分析 残留溶媒の分析 |
TCT-GC/MS |
ppm ppb |
~350 |
気 固 |
TDS-MS |
ppm |
~1000 |
固 |
ウエハの加熱発生ガス 高分子の加熱発生ガス |
分解・定性 |
熱分解-GC/MS |
ppm |
~800 (160~1040) |
液 固 |
高分子の組成分析 |
TG-GC/MS |
% |
~900 |
固 |
分解成分の重量変化と定性 |
TG-MS |
% |
~900 |
固 |
分解成分の重量変化と 温度プロファイル |
EGA-MS |
ppm |
~800 |
液 固 |
分解成分の温度プロファイル |
※検出感度は試料の状態やガスの発生状況によって変化