クリーンルーム大気の分析
(酸性・塩基性物質および金属成分の分析)

概要


半導体の高集積化にともない、クリーン化の対象としてクリーンルーム大気中の分子状汚染物質 (Airborne Molecular Contaminants:AMCs) が注目されている。
AMCs のうち「酸性・塩基性物質」と「金属成分」を、インピンジャー (捕集瓶) を用いて溶液吸収法で捕集して分析する。



分析手順


サンプリング     ➡

mcanac

吸収液を分析

【イオンクロマトグラフ】
酸性・塩基性物質を陰・陽イオンとして定量

【ICP-MS】
金属成分を定量

※専用のサンプリングキットでサンプリングします



AMCs の管理レベル


  2003年 2005年 2007年
DRAM 1/2 ピッチ (nm) 100 80 65
ウェーハ環境制御      
問題となるパーティクルサイズ (nm) 52 38 33
問題となるサイズ以上のパーティクルの個数 (/m3) 3 2 1
分子状汚染物質 : AMCs (pptM)      
リングラフィ : 塩基性物質 (アミン、アミド、NH3) 750 750 < 750
ゲート : 金属 (CU、E = 2 × 10-5) 0.15 0.1 < 0.07
ゲート : 有機物 (分子量 : 250以上、E = 1 × 10-3) 80 60 50
有機物 (as、CH4) 1440 1100 < 900
サリサイドコンタクト : 酸性物質 (Cl-、E = 1 × 10-3) 10 10 < 10
サリサイドコンタクト : 塩基性物質 (NH3、E = 1 × 10-6) 12 8 < 4
ドーパンド (P or B) < 10 < 10 < 10

※E : 付着係数 The International Technology Roadmap for Semiconductors : 2001




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