カーボンに白金(Pt)を担持させた2種類の市販の触媒を用いて、触媒の初期特性としてPtの分散状態・結晶性、組成、表面積の基本特性と活性を評価しました。
透過電子顕微鏡観察によるPt粒子の分散状態(TEM像)
触媒A
触媒B※黒い粒子がPt、灰色部分がカーボン
透過電子顕微鏡観察によるPt粒子の結晶性(TEM格子像)
触媒B
透過電子顕微鏡で観察した結果、触媒Bと比較して触媒AのPt粒子が小さいことがわかりました。
■基本特性と活性
各種分析(下表)の結果から、触媒Bは触媒Aに比べて表面積が小さいものの、活性が高いことがわかりました。
※反応電流、反応電子数、活性化支配電流の値が大きいほど活性(酸素還元性能)が高くなります。 ●反応電流:試験条件により値が異なるため、実際の使用条件に近い条件で評価する必要があります。 ●反応電子数:酸素還元反応機構(4電子還元、2電子還元など)を反映しています。 ●活性化支配電流:試験条件(酸素の拡散)に依存しない触媒固有の活性を示す指標となります。 ※表面積のN2吸着法(BET法)の値はメーカーの検査値です。
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