概要
ダイナミックフォース顕微鏡 (DFM) により、ポリマーアロイの相分離構造を観ることができる。
原理
DFMでは試料表面の吸着力、硬さや軟らかさなどを反映して入力信号と出力信号の位相に差が見られることを利用し、アロイ材料表面の粘弾性特性の差を評価できる
分析事例 PPとゴムのアロイ
位相像で明るいコントラストで観察されている部分がゴム部、暗い部分が樹脂部DFMによりポリマーアロイの相分離構造が評価できる
応用
- ポリマーブレンド、接着などの界面および厚みの評価ができる
- 温度可変測定によるポリマー表面のラメラ構造変化のその場評価などに有効