工業的な利用が進められているCNFには原材料や製造方法によりいくつかの種類が存在する。複合材中のCNF の微細構造は従来染色法が適用できず観察できなかった。そこで、これまで高分子材料観察で蓄積した技術をもとに、独自に染色法を開発した。電子顕微鏡観察技術を組み合わせることで、各種CNFの分散性評価や微細な内部構造観察が可能となった。
代表的なCNFの種類
従来のTEM観察
パルプCNFやリグノCNFについては、CNFの凝集帯は観察されるが、微細な内部構造は観察できなかった。(右のTEM像を参照)
CNF/ポリプロピレンのTEM像 (従来法)
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