リチウムイオン二次電池の内部観察
-X線CT法 (大型試料仕様)-

概要


大型試料仕様の測定では、ワーキングサイズ (測定装置に入れられる試料サイズ上限):70 mmφ × 90 mm 観察エリアサイズ (3D測定できるエリアサイズ上限):70 mmφ × 35 mm 程度まで観測でき、ピクセル分解能は 5 μm / voxcel ~ 144 μm / voxcel となる。
電子デバイスを非破壊で観察可能であり、電池積層構造、成形品のボイドなど成形不良の解析に有効である。



分析例 スマートフォン用リチウムイオン電池の観察


試料:使用済みリチウムイオン二次電池
mcanac
3軸断面図
測定条件:ピクセル分解能:72 μm / voxel
観察範囲:36 mm × 20 mm × 4 mm
mcanac
断面図 拡大
  • X線CTにより電極の層状構造を確認

  • 観察方向A:亀裂を含む不具合部はセルの横幅全域に存在

  • 観察方向B:亀裂に加え、電極の段差も存在

  • 観察方向C:電極間で厚みムラが存在



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