5G 低誘電特性樹脂の物性評価
- 吸水率に対する誘電特性 -

概要

5G に対応する低誘電特性樹脂の開発が進められる中、樹脂の各種耐久劣化に対する誘電特性の評価も重要である。
ここでは吸水性の経時変化に対し、誘電特性を評価した事例を紹介する。

吸水特性評価（重量法）

恒温試験 : 22 ℃ (0、1、3、6、10、20、30 日)

• エポキシガラスとPPE は経時により吸水率が逆転

加速試験 : 85 ℃ 85 %RH (0、7 日)

• PTFE、ポリオレフィン系は加速試験でも変化なし
• エポキシガラスはさらに吸水率が増加した

電気特性評価（比誘電率、誘電正接）

加速試験 : 85 ℃ 85 %RH (0、7 日)　　周波数条件 : 10 GHz

• PTFE 以外は加速試験により比誘電率と誘電正接が増加傾向

試験条件など

浸漬日数、環境制御（温度、湿度）等のご要望に対応

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