概要
プラスチックに長時間荷重が加えられると、破壊強さ以下の応力でもひずみが増大し破壊に至ることがある。このように、一定応力下で時間と共に変形が進行する現象をクリープ現象という。試料に破壊強さ以下の静荷重をかけることで、クリープ特性の評価をすることができる。
試験法
測定法 |
引張クリープ |
曲げクリープ |
圧縮クリープ |
装置名 |
CP6-L-250 他 |
CP6-L-250 他 |
CP6-L-500S |
荷重範囲 |
1 ~ 2500 N |
1 ~ 500 N |
1~4900 N |
温度範囲 |
RT ~ 200 ℃ |
RT ~ 200 ℃ |
RT ~ 150 ℃ |
湿度範囲 |
30 ~ 95 % RH |
30 ~ 95 % RH |
なし |
最大ストローク |
45 mm |
20 mm |
20 mm |
試験片形状 |
各種引張試験片 |
各種曲げ試験片 80 × 10 × 4 (mm) |
厚さ 3 mm 以上の 平板試験片 |
関連規格 |
JIS K7115、 ASTM D2990 |
JIS K7116、 ASTM D2990 |
ASTM D2990 |
試料例
熱可塑性プラスチック:PE、PP、NY、PBT、ABS、PC、PPE など
熱硬化性プラスチック:エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル など
複合材料:GFRP、ガラス繊維強化 NY など
測定例 ガラス繊維強化PPの引張クリープ測定