プラスチックフィルム、不織布等の剛軟性評価

概要


剛軟性は、フィルムや紙、不織布などの風合い(触感)の指標となる物性の一つである。弊社では、通常のハンドルオメータ法による剛柔性の評価をもとにした独自装置による、温度条件や試験条件を拡張した評価が実施可能である。



試験機概要


溝が設けられた試験台上にサンプルをのせ、ブレードにて一定深さまで試験片を押し込む。サンプルが押し込まれる際の「押し込みに対するサンプルの抵抗力」と「サンプルと試験台との摩擦力」からなる複合抵抗力の最大値がスティフネス値(剛軟性)と定義される。


測定の様子
mcanac
変形量に対する複合抵抗力の変化 (例 PE フィルム)
mcanac
風合いと
スティフネス値の関係
mcanac

「へなへな」「パリパリ」など、風合い( 触感) を数値として評価できる。



ハンドルオメータ法との違い


  本試験法 ハンドルオメータ法
(JIS 規格)
取得可能な情報 変形量に対する
複合抵抗力の変化
(チャート)
スティフネス値
(数値のみ)
測定温度 -40 ~ 200℃ 23℃のみ
条件変更 押し込みスピード、
ブレードの材質など
不可

本試験法では、サンプルの物性・形状などに応じ試験条件を細かく設定できるため、より詳細な剛軟性の評価・解析が可能

スティフネス値の温度依存性


mcanac
  • スティフネス値は温度依存性を
    示した。
  • PP フィルムに比べ、PET フィルムはスティフネス値の温度依存性が低い事が判明した。



検索番号:6m005




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