概要
圧力変位による固体表面へのガス(N2、Ar、Kr※など)の吸脱着量から、吸脱着等温線を測定し、比表面積、細孔径分布(ミクロ、メソ孔)を評価することができる。
例えば、比表面積測定は吸着剤の性能を、また、細孔径分布測定は触媒の反応選択性を把握する際に有効である。
※KrガスはN2ガス吸着では検出できない低比表面積試料の測定に用いる(非表面積測定のみ)
吸脱着等温線における 比表面積・細孔径分布の解析
①BET比表面積(p/p0=0.05~0.3) ※単分子層吸着量とガス分子の吸着断面積から比表面積を算出する
活性炭とメソポーラスシリカの測定事例(N2ガスでの測定)
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比表面積(m2/g) |
活性炭 |
1490 |
メソポーラスシリカ |
109 |