概要
高分子材料の劣化は、表面から内部へ進行するため最表面、表層付近の状態を把握することは劣化挙動を解析する上で極めて重要である。高分子材料に対する様々な表面解析技術を保有しており、その劣化を総合評価できる。一例としてポリプロピレン(PP)表面の総合解析事例を紹介する。
ポリプロピレン(PP)シートによる評価事例
測定試料
PPの表面劣化前後品:真空紫外線を照射しモデルサンプルを作成
劣化したPP表面は、親水性官能基を末端に持った分子運動性の高い
低分子量成分が、表層付近に形成されているものと推察される