プラスチック製品の添加剤分析
-表面ブリード分析と深さ分布解析-

概要


フィルムや成形品の表面にブリード物が発生することがある。
このブリード物の成分を明らかにすることで、不具合対策を講じることができる。
またブリード物の多くは、内部に含まれる添加剤であることが知られており、製品の表面近傍での 添加剤深さ方向分析も可能である。



添加ブリード物の分析 (FD-MS)


【フィルム成形品の表面不具合】

  • 外観:白化、ブルーム、光沢異常、汚れ
  • 物性:ヒートシール強度、ピール不良
  • 感触:ベタツキ、滑り異常

mcanac
mcanac
mcanac
質量電荷比 (m/z)
強く検出される分子イオン(分子量)よりブリード物を定性
mcanac


多層フィルムの添加剤深さ方向分析 (TOF-SIMS)


mcanac
青色食品用多層フィルム(Multi layer film) のGCIB-TOF-SIMS によるデプスプロファイル(正二次イオン)

検出添加剤:
イルガフォス168、ジグリセリンオレート、P-EPQ、イルガノックス1076、フタロシアニン銅


ブリードアウト:
168 やP-EPQ、ジグリセリンオレートは表面ブリードアウトが顕著、1076 のブリードアウトは少ない

その他:
フタロシアニン銅はPE/NY6 層に存在し、NY6、PE それぞれの単独層には存在しない




検索番号:9089




  •  分析メニュー・事例



お問合せ

《CONTACT》

分析についてのご相談などお気軽にお問合せください。
弊社担当営業よりご案内させて頂きます。
WEBからのお問合せはこちらから。


東日本営業グループ
TEL.03-6880-7695 FAX.03-6880-7696

〒104-0028  東京都中央区八重洲2-2-1 東京ミッドタウン八重洲  
八重洲セントラルタワー 17階


東海営業グループ
TEL.052-587-3617 FAX.052-587-3618

〒450-0003  愛知県名古屋市中村区名駅南1-24-30
(名古屋三井ビル本館)


西日本営業グループ
TEL.06-6446-2960 FAX.06-6446-2970

〒550-0004  大阪府大阪市西区靭本町1-11-7
(信濃橋三井ビル)


西日本営業グループ(岩国営業チーム)
TEL.0827-53-9190 FAX.0827-53-8894

〒740-0061  山口県玖珂郡和木町和木6-1-2


Copyright © MITSUI CHEMICAL ANALYSIS & CONSULTING SERVICE, INC. All Rights Reserved.