①深さ方向分析 (TOF-SIMS)
試料:多層フィルム
検出添加剤:
イルガフォス168、ジグリセリンオレート、P-EPQ、
イルガノックス1076、フタロシアニン銅
ブリードアウト:
168 やP-EPQ、ジグリセリンオレートは
表面ブリードアウトが顕著、1076 の
ブリードアウトは少ない
その他:
フタロシアニン銅はPE/NY6 層に存在し、NY6、
PE それぞれの単独層には存在しない
②浸込み分析 (ナノIR)
試料:可塑剤浸込みポリスチレン
可塑剤由来の吸収強度分布の
イメージング像(断面)
可塑剤由来の吸収強度とその分布を色で表示した
ポリスチレン板表面から 2 μm 程度まで可塑剤が侵入していること、表面に近いほど可塑剤濃度が高いこと、また偏在して分布していることがわかる