Air下で熱劣化したガラス繊維強化ポリプロピレン (GF / PP) の劣化挙動に関し、材料全体の平均的な組成や物性変化に加え、複合材間の局所での解析も重要である。 本資料では繊維周りの局所的な形態・組成・物性の変化を分析し、繊維 / 樹脂界面近傍における局所劣化挙動を解析した事例を示す。
過去分析では800 h 以降で黄変、酸化C=O の発生、分子量低下、機械物性の低下がみとめられた
断面SEM像
窒素ガス吸着法 (比表面積)
熱劣化品 (400 hr) では内部クラック発生によって比表面積が増大したと推測される
クラック近傍におけるAFM-IR スペクトル
クラック近傍で酸化劣化カルボニルの生成が推測される
繊維/ 樹脂界面、クラック近傍における表面弾性率
クラック近傍で樹脂の弾性率が低下
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