黒鉛粉末と電解液との親和性をパルスNMR により評価した。技術資料 Part. 1 の結果より、電解液との親和性には、黒鉛粉末と水との親和性 (化学的相互作用) のみではなく、細孔の大きさ (物理的相互作用) も寄与していることが示唆されたため、黒鉛粉末の細孔分布を評価した。
図1. 窒素吸脱着等温線
表1. 黒鉛の全細孔容積
図2. 細孔径分布 (BJH プロット)
●:分子運動性が低い電解液 ●:分子運動性が高い電解液
細孔サイズ:小
細孔が小さい分、 電解液の拘束が強い
細孔サイズ:大
細孔が大きい分、 電解液の拘束が弱い
黒鉛C では、黒鉛B よりも細孔サイズの大きなマクロ孔が多いので、電解液の拘束が弱い部分が多くなり、電解液との親和性は悪くなる。
<技術資料 Part.1 と Part.2 のまとめ>
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